日本ではコロナがさらに猛威をふるっている中、非常に迷いましたが、仕事の関係でおよそ2週間ほどアメリカに出張に行くことに決めました。
目的としては1年に1度のアメリカ最大の宝石のコンベンションへの参加でした。
また大谷翔平選手のグッズもホームのエンジェルススタジアムに趣き購入もしてきましたが、それは別の記事で報告します。

往路

日本での通関、そしてアメリカ到着してからの通関(アメリカ到着までの道のり)

復路

アメリカでの通関、そして日本へ到着してからの通関(日本へ到着までの道のり)

日本に到着した後、ここからが一番大変でしたが、6日間の隔離生活が待っていました。
海外に出張や旅行に行く場合の手続きや日本へ戻ってきてからの隔離、自宅へ帰宅までの流れや注意事項なども含めて解説していきます。

もしこれから海外出張もそうですが、海外旅行をご検討の方の参考となれば幸いです。
それぞれ詳細に説明していきますね。

エアトリを利用して渡航の準備

今回はじめてエアトリを利用してチケットの手配を行いました。
コロナが加速してからは海外へ渡航する場合、フライトの24時間前のPCR検査の証明書が必要です。
これは渡航用として発行が必要なんです。

エアトリを利用して便利だったのは、渡航用のPCR検査証明書の発行をしてくれるクリニックを紹介してくれることです。
渡航用のPCR検査証明書は国に認定された発行機関でなければなりません。

また、もちろん航空費を一覧で見たときに単純に安かったというのもあります。

Tケアクリニックとは?

「Tケアクリニック」とはエアトリの子会社が運営しているクリニックです。
東京と大阪に店舗があります。

Tケアクリニック
https://www.tcclinic.jp/pc/pcr/home/

Tケアクリニック東京
東京都港区浜松町2-13-9 G1ビル2F
(JR浜松町駅 南口改札 金杉橋口から徒歩3分)

Tケアクリニック大阪
大阪府大阪市中央区道頓堀2-2-14 1F
(大阪難波駅・なんば駅25番出口から徒歩2分)

検査前にインターネットで問診票フォームに入力しておく必要があります。
また検査当日は身分証明書として保険証を持参(お持ちでない方は免許証・パスポート)、海外渡航用の陰性証明書の発行の申し込みにはパスポートの写真と名前が記載されたページのコピー1部を持っていきます。

ここは渡航用の陰性証明を発行するクリニックだからか来院者はとにかく外国人の方が多かったです。
(コロナの検査にきて、コロナにかかったら嫌だなということを思いました…)

およそ全部で30分ほどで検査は終わりそのまま帰宅しました。

検査費用について

渡航前にかかった検査費用がこちらです。

【PCR検査費用】
16,500円

【当日に検査結果を送付してもらうオプション費用】
(午前0時までに検査を受けると当日結果通知)
3,300円

【陰性証明書(標準様式)をアメリカ渡航用に発行してもらうオプション費用】
5,500円

【トータル費用】
税込25,300円

結果通知は陰性であればショートメッセージで通知、陽性であれば電話で通知のようです。

何もないはずとは思いつつ…電話が鳴るのではととても怖かったです。
当日の19時ちょっと前にショートメッセージで通知がきましてホッとしました。

陰性証明書はメールでダウンロードURLが送られてくるので、それを印刷してフライト当日空港に持っていきます。

(トラブル)出張に同行予定の同僚がTケアクリニックの検査後、陽性発覚!?

自分が陰性報告を受けた後、もちろん同僚も陰性だと思い連絡を取り合ったところ、「電話が鳴りました…」と。
フライト前日ということもあり、え….となり、パニック…

2枚のチケットをあわせて取得したこともあり、当日航空会社に1名はキャンセルと1名は搭乗手続きで進めようとしたところ代理店であるエアトリから連絡がないと手続きはできません、と…。

電話をしようとしましたがコロナ禍で電話サポートをやっていない…
サポートのメールアドレスに送って待ちましたが、搭乗まで2時間を切っており、航空会社に事情を説明して対応をお願いしたところ、
なんとか対応してくれましたが、かなり焦りました…。


余談ですが、コロナの陽性証明書の提出でキャンセルしたチケットは返金されました。
期間としてはおよそ1か月後の返金でした。

これだけコロナ感染者増加が激しい中、しょうがない事態ですので何かの参考になればです。

(往路)日本での通関

通関時にコロナ禍から追加されたものとして、ワクチンパスポートと24時間以内のPCR検査結果の陰性証明書が必要になります。
書類さえ揃えていけば想定してたよりも搭乗手続きはスムーズに進みました。

(往路)アメリカでの通関

ここでも一つトラブルがありました。

想定外の出来事ですが、パスポートの有効期限が半年をきっており、そうすると、本来自動でパスポートをスキャンして認証の紙を発行するはずが発行できずに通関者と対面で説明して許可をもらわなくてはならなくなりました。

しかし恥ずかしながら英語もままならない自分は説明もうまくできず…
しどろもどろになりながら、パスポートの更新期限が半年以内で自動発行機で証明書を発行できなかったことを説明。
本来3分ほどで終わるのですが、今回10分かかってなんとか通してもらいました。

通関の最後のゲートにいったところ、「証明書は?」と言われましたがありません…
相当焦りました…

「いえいえ、パスポートの期限が半年をきっていて発行されなかった、通関のスタッフからはOKと言われたけど…」と言ったのですが、NO。
いやOKと言われたので…しかし、NO。

困った…それで先ほどOKと言ってくれた方を探しましたが、すでに交代していたようで探しまくりました…
15分ほどうろうろしていたら、扉から先に対応してくれた通関のスタッフの方が出てきてが出てきて、おォォォォ、「最後の通関で通してくれなかったよ(涙)」と伝えたところ…なんと
スマン、ハンコを忘れてたと、フランクに答えられました。
ようやくアメリカの空を見ることが出来ました…

アメリカから日本へフライト前のPCR検査

アメリカでの時間は早いものであっという間に帰りの準備をしないといけない時がやってきました。
現地の仲間に探してもらいPCR検査の予約をしまして、その日に検査をしてきました。
鼻の穴にぐりぐりされ涙目になりながら陰性を祈りました。
その日に結果がメールで通知されました。

しかし、これで終わりではありません。
これを医者に言って日本語にしてもらう必要があるようです。
翌日メールで全て対応してもらえました。
準備は完了です。

▲こちらが最終的な証明書です。

(復路)アメリカでの通関

書類さえ揃っていれば通関はとてもスムーズでした。しかしここでもトラブルでした….

なんと時間を間違えており、本来2時間前にいなければいけないのに1時間前に余裕があると思いながら通関対応してました…。
フライト30分前だったようで、、、乗務員が迎えにきまして…速攻で対応しましてなんとか無事飛行機に乗ることができました。

アメリカでの通関はとにかく自分の披以外は何も問題はありませんでした。
ほんとはお土産を買いたかったですがそんな時間もなく飛行機へ(汗)。

(復路)日本での通関

さて、ようやく日本へ戻ってきました。
いつもよりもコロナの検査など準備物や本当に通関できるのかと不安を持ちつつのフライトでしたが、なんとか戻れたことに安堵しました。
しかし日本の通関はとんでもなく厳しいものでした….PCR検査もあり、まずはそれに合格しないことには出れません。
待つこと2時間….ようやく陰性が出まして、進みます。

これから隔離生活が始まりますが、戻ってきた時の準備も進めなければいけないようです。
戻ってきた時は公共機関は使ってはいけないようで、レンタカーもしくはハイヤーを予約し、その予約番号を伝えないといけないそうです。
ハイヤーを選択し、電話をするのですが7社まで全て予約でいっぱい…8社目でようやく予約できました。

しかしなぜ公共機関を使っていけないのか疑問を持ってましたが、長旅の疲れでもはや言われるがままでした。
全て完了し移動のバスへ乗り込みます。

日本に到着しバスに乗り込むまでになんと7時間以上かかりました。
17時に到着してバスで移動をはじめたのが22時でした…

日本での隔離生活中の過ごし方

空港から隔離ホテルに移されてから、1週間どのような流れで隔離生活を終えたかご紹介します。
食事内容やあったら良かったものなどの詳細も記載しました。

1週間のスケジュール

到着初日

▲隔離中の注意事項が書かれた用紙をもらいました

日本に到着した当時は疲れ果てていたのもありすぐに睡眠につきました。
その日いつ眠ったのかも覚えておりません。

2日目

翌日目が覚めてようやく正常な脳に戻ってきました。
ホテルの1ルームでまずは大好きなコーヒーでも飲もうかと思いましたがありません…
粉のお茶が2袋…

我慢しようと思いましたが、最初に説明を受けたのを思い出しまして、AmazonやUberEatsで注文してくださいと。
よし、注文しようと思いましたが、なんと当日雪が降り配達員さんが全然いない…
唯一配達可能な成城石井も注文はできませんでした。。(泣)

3日目

我慢に我慢をしてようやくインスタントコーヒーを注文し、夜にお酒を飲もうと注文しました。
しかし…お酒はNGだと。
一度配達物はスタッフのチェックが入るようで、内線の電話が鳴りまして、片言の日本語で「アルコールだめね、これは没収するからね」。
いやいやコロナとお酒は関係なくないですか?
ちょっと待ってください、責任者の方を出してもらってよいですか?
お酒は関係なくないですか?
と責任者の方にアピールしましたが…
どうやら今までお酒を飲んで暴れた人がいたり、脱走までしたヒトがいたようです…

それは全体のことを考えるともはやしょうがないと思い…我慢。
はた迷惑な人もいるものだと思いつつもコーヒーをいれて気持ちを落ち着かせました。

4日目

隔離生活の3日目(到着の日はカウントせず)にPCR検査を行いました。
もちろん陰性で一応ほっとしました。
ちなみにPCR検査は朝7時に対応する必要がありました。
早寝早起きの生活が定着しました。

隔離生活全般と7日目(最終日)

毎日、アプリを入れまして、誰とも会話しないビデオ通話を日に3回ほど受けまして、健康チェックを朝8時までに報告。
刑務所に入ったことがないので想像でしかないですが、そんな気持ちにさえなりました…

ふと忘れてたのですが、自分はアメリカから日本に出発する前にホテルで洗濯をしてました。
しかし、もし洗濯をしていなければ、、、水洗いで風呂場で対応しなければなりませんでしたので運はよかったです。

あるとよかった持ち物

こんな商品を持っていたら便利だと思いましたので紹介までにです。


アタックどこでも袋でお洗たく(Amazon)

隔離中のご飯、お弁当について

食事ですが、こちら一覧でまとめましたので参考までにです。
とてもおいしいお弁当でした。
部屋の中にはレンジなどはありませんので時間をおいてしまうとかなり冷めたまま食べなければいけません。

▲お弁当の内容が書かれたプリント

食事の時間は7時、11時、17時と比較的早い時間の食事となります。
館内放送が流れましてこれから食事を配りますと、配り終えました、とアナウンスが流れます。



毎日毎日健康チェックとビデオ通話で居場所確認を行いつつなんとか最終日に来ました。
最終日もPCR検査を行います。
これも朝7時に検査をするんです、朝早いです。
15時くらいに陰性の結果が出ましてようやく外へ出れる…と思いつつ荷物をまとめて隔離施設の一階へ。
そういえば自分はホテルの7階にいましたが、脱走する人が多く高層階から埋められるようです。

出るときにスタッフと最終確認が行われるのですが、すっかり忘れてました。
購入したお酒を出る直前に渡されました。
成田空港へバスで移動になるのですが、その移動中にお酒は消化しました。
カイジという漫画をご存じな方は地下の労働場からようやく出れて飲んだビールを想像してもらえると分かりやすいです。

隔離生活|まとめ

まず納得がいかなかったのは隔離施設から成田空港へ戻ることでした。
何のための隔離期間だったのかと、ハイヤーで自宅まで3万円もかかりました。
それを自腹ですか?と怒りさえ覚えました。
みんなのことを考えて感染しないように隔離の生活をすることは仕方ありません。

しかし隔離施設であるアパホテルには自分が見る限り最低でも20人のスタッフがいました。
それは税金でまかなわれているわけですよね…もっと気を払うべき場所があるのではないかという思いと、アメリカから日本へフライトする3日前にPCR検査で陰性が出ており計10日間陰性が出続けいているのにも納得がいきませんでした。
どんなに長くても潜伏期間が7日間ですよね。
制度に納得がいかない思いがとにかく強く残りました。

3/1に隔離期間の短縮が行われまして…よかったと思う反面、もっと早くにそうしてほしかったと思いました。
部屋から一歩も出れないというのはなかなか苦しいものでした。
またホテルのwifiの調子がよくなく…仕事でZOOMやスカイプなどで会議をしましたが相手の映像が表示されなかったり、通話が途切れたりと…仕事にも若干支障は出ました。

普段生活に戻り、不便なく暮らすことのありがたさを痛感した7日間でした。
今後コロナ禍において海外旅行や出張などをお考えの方は是非参考にしてもらえると幸いです。



#COVID-19  #PCR検査  #新型コロナウイルス  #ワクチンパスポート  #ヘルスケア 

公開日 : 2022/3/8


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