アップルウォッチ 高血圧

Apple Watchはこれまで心拍数や心電図、血中酸素濃度などの健康管理機能で人気を集めてきましたが、ついに血圧に関する新機能が登場しました。

それは、2025年9月10日にApple公式より発表された高血圧通知(Hypertension Notifications)です。

Apple Watch Series 9以降およびUltra 2以降で利用可能で、もちろんSeries 10も対象です。

直接血圧を測定するわけではありませんが、日常的に装着するだけで高血圧リスクを把握できる画期的な機能として注目されています。

この記事では、Apple Watchに新たに搭載される高血圧通知機能について、対応モデルなど幅広く解説します。

Apple Watchの新機能「高血圧通知機能」とは?

高血圧通知機能は、Apple Watchの光学式心拍センサーを使って血管の反応を解析し、30日間のデータから高血圧の兆候を検知します。

ポイントは以下の通りです。

  • 通知の内容:血圧が慢性的に高い可能性がある場合、Apple Watchが知らせてくれる
  • 測定方法:腕を圧迫せず、装着したままデータを解析
  • メリット:自覚症状がない場合でも早期にリスク把握が可能

対応モデルと条件

Apple公式によると、高血圧通知機能は以下のモデルで利用可能です。

  • Apple Watch Series 9以降(Series 9・10含む)
  • Apple Watch Ultra 2以降
  • watchOS 26 以上が必要

アメリカ・EUを含む150か国以上で2025年9月中に利用可能です。

Appleは1年目に約100万人の未診断高血圧のユーザーに通知が届く見込みだと発表しています。

高血圧通知機能の仕組みと精度

Appleは、高度な機械学習と過去100,000人以上のデータをもとにアルゴリズムを開発。

さらに2,000人規模の臨床試験で精度を検証しています。

通知はバックグラウンドで自動的に行われ、日常生活を妨げることなく血圧リスクを把握できます。

注意

    高血圧通知は「リスクを知らせる機能」であり、血圧値そのものを測定するものではありません。

通知を受けた場合の対応

Apple公式では、通知を受けた際にはまず7日間、上腕式血圧計などで毎日血圧を測定することを推奨しています。

その結果を医師に相談し、必要に応じて診断や治療の参考にすることが望ましいとされています。

また、通知をきっかけに塩分管理や運動、睡眠の改善など日常生活の見直しを行うことで、健康リスクを低減することが可能です。

Apple Watchで血圧はいつから測定できる?

現時点では、Apple Watch単体で血圧測定はできません

しかし、Appleは非侵襲的血圧測定技術の特許を複数取得しており、将来的な搭載が期待されています。

業界関係者の予測では、早ければ2025年、遅くとも2027年頃には実用化の可能性があると見られています。

光学センサーとAIを組み合わせた圧迫不要の測定方式が開発されれば、日常的に血圧モニタリングが可能になるでしょう。

血圧測定機能の現状は下記の記事で詳しく解説しています。

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今すぐできる血圧管理

Apple Watchだけでは血圧を測れませんが、他のデバイスと併用することで日常の健康管理を効果的に行えます。

血圧測定に対応したスマートウォッチや、正確な上腕式血圧計を活用し、iPhoneの「ヘルスケア」アプリでデータを一元管理することで、Apple Watchの心拍数や睡眠データと組み合わせて分析できます。

このように既存の健康機能と併用することで、血圧リスクを把握することができます。

まとめ|Apple Watchで血圧管理をスマートに

現時点で直接の血圧測定はできませんが、2025年9月に発表された高血圧通知機能により、慢性的な高血圧の兆候を把握できるようになりました。

将来的には血圧測定機能も搭載される可能性があり、Apple Watchの既存健康機能と外部デバイスを組み合わせることで、日常の血圧管理をよりスマートに行えます。

今後のApple公式発表に注目しながら、賢く健康管理を始めましょう。

ガジェる 編集長 シロ
編集者情報

シロ

編集長 / iPhone、Apple Watch、100均、クラウドファンディング

Apple製品、特にiPhoneやApple Watchの最新情報収集に余念がありません。100均グッズや日々の暮らしを豊かにするライフスタイル記事も得意です。皆様の生活に役立つ、ちょっとした工夫やお得な情報を、独自の視点でご紹介していきます。

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公開日 : 2025/9/11


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