半固体電池モバイルバッテリー「MOVESPEED」登場｜発火しにくい安全設計

ホテルやマンション、空港など、身近な場所でモバイルバッテリーの発火・爆発事故が相次いでいます。

「自分は大丈夫」「安いもので十分」と思って使っているモバイルバッテリーが、ある日突然、火災の原因になる可能性があることをご存じでしょうか。

実際に報告されている事故の多くは、充電中の発熱や電池内部の異常が引き金になっています。

特に、一般的なリチウムイオン電池は、構造上どうしても膨張や発火のリスクを抱えています。

こうした背景から、今注目されているのが「半固体電池」を採用したモバイルバッテリーです。

中でも、発火・爆発リスクを抑える設計に特化したモデルとして登場したのが、次世代のモバイルバッテリー「MOVESPEED」です。

この記事では、実際に起きているモバイルバッテリー事故の事例を踏まえながら、発火リスクを減らすために「MOVESPEED」がどのような構造・仕組みを採用しているのかを、わかりやすく解説します。

「安全なモバイルバッテリーを選びたい」という方はぜひ最後までチェックしてみてください。

リチウムイオン電池の次はこれ？注目の「準固体電池」のメリット・デメリット｜ガジェるニュース
リチウムイオン電池の発火リスクが気になる方必見！注目の「準固体電池」とは何か、そのメリット・デメリットをわかりやすく解説。山手線でのモバイルバッテリー火災事故も踏まえ、安全性の高い次世代バッテリーの最新情報やおすすめモバイルバッテリー7選も紹介します。

リチウムイオン電池の発火対策とは？選び方と安全に使う方法｜ガジェるニュース
リチウムイオン電池の安全な使い方を徹底解説。PSEマーク製品の選び方や高温・衝撃を避ける注意点まで、事故防止に役立つ情報をお届け。

実際に起きたモバイルバッテリー事故

モバイルバッテリーの発火・爆発は、年々増加傾向にあります。

ここ最近だけでも、日本国内で複数の事故が報告されており、使用場所も自宅やホテル、空港と身近な環境ばかりです。

マンション1室が全焼したモバイルバッテリー事故

2025年12月、長崎県佐世保市で発生した火災では、マンションの一室が全焼する事態となりました。

火元となった部屋の住人は、「モバイルバッテリーが爆発した。電源をつないだ状態で充電していた」と証言しています。

この事故は、充電中のモバイルバッテリーが異常発熱し、発火・爆発に至った可能性が高いと見られています。

自宅での充電は日常的な行為であるだけに、誰でも起こり得る事故と言えるでしょう。

出典：Yahoo!ニュース

宿泊客が避難した京都のホテル火災

京都市中京区のホテル「フォーポイントフレックス by シェラトン京都御池」では、客室内に置かれていたモバイルバッテリーが発火し、宿泊客約120人が一時避難する騒ぎとなりました。

この火事では、煙を吸った従業員が救急搬送される事態にも発展しています。

出典：Yahoo!ニュース

空港のカウンター前で発火したケースも

さらに、大分空港では、出発カウンター付近で乗客の手提げバッグ内に入っていたモバイルバッテリーが発火する事故も起きています。

幸い大事には至りませんでしたが、空港という公共性の高い場所で起きたことで、大きな問題となりました。

このように、モバイルバッテリーの事故は「家の中だけ」「安い製品だけ」ではなく、誰のバッグの中でも起こる可能性があります。

出典：Yahoo!ニュース

モバイルバッテリー事故は「他人事ではない」

これらの事例から分かるのは、モバイルバッテリーの事故は特殊な使い方をした結果ではないということです。

普通に充電していただけ、バッグに入れて持ち歩いていただけでも発火・爆発に至るケースが実際に起きています。

そのため、「どのモバイルバッテリーを選ぶか」ではなく、どのような電池構造・安全設計を採用しているかが重要視されるようになっています。

なぜモバイルバッテリーは発火・爆発するのか

モバイルバッテリーの事故は、多くの場合、電池そのものの構造と熱の問題が関係しています。

一般的なモバイルバッテリーに使われている電池の弱点

市販されている多くのモバイルバッテリーには、液体電解質を使ったリチウムイオン電池が採用されています。

このタイプの電池は高出力を実現しやすい一方で、発熱や膨張に弱いという特性があります。

特に問題になりやすいのが、次のような状況です。

充電中に内部温度が上昇する
電池が劣化し内部でガスが発生する
圧力が加わり膨張・発火につながる

これらが重なることで、突然の発火や爆発が起きてしまうケースがあります。

充電しながら使うことでリスクが高まる

事故報告で多いのが、「電源につないだ状態で充電していた」「バッグの中で充電していた」という状況です。

充電中は電池内部で熱が発生しますが、スマホへの給電や外部からの圧力、放電しにくい環境が重なると、内部温度が一気に上昇します。

特に、安価なモバイルバッテリーの場合、温度を細かく制御する仕組みがなく、異常な発熱に気づかないまま事故につながることも少なくありません。

そこで登場するのが半固体電池モバイルバッテリー「MOVESPEED」

モバイルバッテリー事故の多くが、電池構造と熱の問題に起因していることをお伝えしてきました。

そこで新しい解決策として注目されているのが、半固体電池を採用したモバイルバッテリー「MOVESPEED」です。

MOVESPEEDは、半固体電池の「SafeCore」セルを採用しています。

半固体電池は、リチウムイオン電池のように液体電解質に依存しない構造のため、電池内部でガスが発生しにくく熱暴走が起きにくいといった特性があります。

発火・爆発のリスクを抑えられる点が大きな特徴です。

半固体電池式モバイルバッテリー「MOVESPEED」の特徴

出典：アットプレス

MOVESPEEDは、発火・爆発のリスクが少ない半固体電池を採用したモバイルバッテリーです。

半固体電池は電池内部にガスが発生しにくく熱にも強いため、次世代のモバイルバッテリーとして注目されています。

ここでは、半固体電池採用のモバイルバッテリーMOVESPEEDの特徴を詳しくご紹介します。

半固体電池「SafeCore」セル採用で発火しにくい

MOVESPEEDの最大の特徴は、一般的なリチウムイオン電池ではなく、半固体電池「SafeCoreセル」を採用している点です。

液体電解質に依存しない構造のため、内部でガスが発生しにくく、膨張や熱暴走が起きにくい特性を持っています。

さらにMOVESPEEDでは、内部テストで衝撃を加える・穴を開ける・切断するといった厳しい条件下での検証も実施されています。

その結果、電池が損傷した状態でも急激な発火や爆発に至るリスクが抑えられていることが確認されています。

3段階の保護設計で事故リスクを最小限に抑える

出典：アットプレス

MOVESPEEDは、電池構造だけに頼らず、3段階の安全対策を組み合わせています。

まず一つが、衝撃や圧力に強いSafeCoreセルを採用。

次に、AIによるスマート温度制御で、充電中の温度を常に監視し、異常な発熱を防ぎます。

さらに、外装には断熱性の高いアルミニウム合金シェルを使用し、熱が外部へ広がりにくい設計になっています。

これにより、発熱しにくく燃え広がりにくいモバイルバッテリーを実現しています。

低温充電を維持し、スマホのバッテリー寿命を守る

出典：アットプレス

MOVESPEEDは、充電中でもバッテリー温度を低く保ちやすい設計です。

充電時にスマートフォン本体が熱くなりにくく、バッテリー劣化の原因となる高温状態を防ぐことができます。

毎日使うモバイルバッテリーだからこそ、安全性だけでなくスマホへの負担軽減も重要なポイントです。

急速充電・ワイヤレス充電に対応

MOVESPEEDは安全設計を重視しながらも、充電性能もしっかり確保しています。

有線充電では30分で約58％、ワイヤレス充電でも30分で約28％まで充電可能です。

日常使いはもちろん、外出先や旅行中でもストレスなく使える性能を備えています。

充電サイクル約2000回で長く使える

MOVESPEEDは、約2,000回の充電サイクルに対応しています。

一般的なモバイルバッテリーの充電サイクル約500回と比べて、約4倍の耐久性です。

安全性が高いだけでなく、長期的に見てコストパフォーマンスに優れた設計です。

サイズとラインナップ

半固体電池に対して「大きくて重そう」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、MOVESPEEDは安全性を重視しながらも日常使いできるサイズ感に仕上げられています。

薄さ16.4mm・186gのスリム設計

出典：アットプレス

10000mAhモデルでありながら、本体の薄さはわずか16.4mm、重量は約186gです。

バッグやポケットに入れてもかさばりにくく、通勤・旅行などさまざまなシーンで使いやすいサイズ感です。

選べる2つの容量

MOVESPEEDは、選べる2つの容量で展開しています。

容量	おすすめな人
5000mAh	軽量でコンパクト。外出先でのサブバッテリーや、荷物を最小限にしたい人向け。
10000mAh	スマートフォンを複数回充電可能。旅行や出張、長時間の外出でも安心して使いたい人向け。

どちらのモデルも、半固体電池・安全設計・温度制御といった基本性能は共通しています。