
iPadで動画編集やクリエイティブ作業をする際、ショートカットキー操作に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実はゲームコントローラーとして知られる「8BitDo Micro」が、iPadでの動画編集やイラスト制作で大活躍します。
この記事では、8BitDo MicroでどのようにiPadでのクリエイティブ作業を効率化できるのか、また設定方法からカスタマイズのコツまで詳しく解説します。
左手デバイスとは?

出典:Amazon
左手デバイスとは、片手で操作できる小型ガジェットのことで、iPadでの作業効率を格段に高めてくれるツールです。
とくにマルチタスクやクリエイティブワークで活躍し、Apple Pencilと組み合わせることで、より直感的な操作が可能になります。
iPad用左手デバイスはなぜ必要?
iPadでの編集作業の最大の課題は、キーボードショートカットです。
特にイラスト作業などで使用する専門的な編集ソフトでは、ショートカット機能の有無が作業効率を大きく左右します。
通常のマウスではiPadでショートカットキー操作ができない事もあり、例えばLogicoolのMX Master 3のようなカスタマイズ可能なマウスもiPadでは単なるポインティングデバイスとしてしか認識されません。
ここで8BitDo Microの「キーボードモード」が威力を発揮します。
8BitDo MicroがiPad用左手デバイスにおすすめな理由

出典:8BitDo
8BitDo Microは、名前の通り超小型のBluetoothゲームコントローラーです。
見た目はゲーム用デバイスですが、iPadやMacでの動画編集やイラスト制作などの作業で便利に使えるガジェットです。
ここでは、8BitDo Microが左手デバイスにおすすめな理由を解説します。
超コンパクト設計
8BitDo Microは重量24.8g、72×40.7×14.1mmのコンパクトな手のひらサイズで、持ち運びやすく場所を取りません。
小型ながら16個のボタンを搭載し、幅広いカスタマイズが可能です。
iPadとBluetooth接続できる
正式にiOSやiPadOSに対応していないものの、Bluetoothでキーボードとして認識され、キー入力の代用として使用できます。
ショートカット操作が簡単に
キーボードモードを搭載しており、ショートカットキーの割り当てが可能です。
例えば「戻る」「コピー」「貼り付け」「レイヤー切り替え」など、よく使うコマンドを割り当てておけば、片手でサクサク操作できます。
3つのモードで切り替え可能
本体底面のスイッチで、Switch用の「Sモード」、Android用の「Dモード」、作業に便利な「Kモード(キーボードモード)」が選べます。
Kモードでは、ボタンがキーボードのキーとして認識され、iPadやPC作業のショートカット入力が可能になります。
8BitDo Microの設定方法と活用例

出典:8BitDo
ここでは、8BitDo Microの設定方法と活用例をご紹介します。
キーボードモードの基本設定
8BitDo Microの最大の強みは「キーボードモード」にあります。
このモードを使うと、iPadがコントローラーをBluetoothキーボードとして認識し、各ボタンにショートカットキーを割り当てることができます。
設定手順は以下の通りです。
- 本体底面のモードスイッチを「K」(キーボードモード)に切り替える
- ペアリングボタンを長押ししてiPadとペアリング
- 「Ultimate」アプリをダウンロードして起動
- アプリ内で各ボタンにキーボードショートカットを割り当てる
活用例
8bitDo Microは、以下のようなショートカット割り当てが便利です。
- L2ボタン:元に戻す(Command+Z)
- R2ボタン:やり直す(Shift+Command+Z)
- マイナスボタン:編集ページ表示
- 十字キー:クリップ選択や移動
- ABXYボタン:カット、コピー、ペースト、分割など
これらの設定により、キーボードなしでも編集作業の基本操作がすべて可能になります。
最初は慣れるまで時間がかかりますが、使いこなせるようになると作業効率が格段に向上します。
8BitDo Micro購入時の注意点と制限事項

出典:8BitDo
8BitDo Microを購入する際には、以下の点に注意しましょう。
モデル選びに注意
8BitDo Zeroという類似モデルや、8BitDo 02という見た目が似たモデルがありますが、キーボードモードで活用したい場合は必ず「Micro」モデルを選びましょう。
特に02モデルは「Ultimate」アプリに対応しておらず、カスタムボタンの割り当てができないため注意が必要です。
機能的な制限
8BitDo Microには、いくつか機能制限があることにも注意が必要です。
- フィードバック(振動)機能なし
- 小さなボタンは手の大きい人には操作しづらい場合がある
- 1ボタンに割り当てられるキーの組み合わせは最大4つまで
まとめ
8BitDo Microは一見するとミニゲームコントローラーですが、iPadでの動画編集やイラスト制作において非常に便利なツールです。
キーボードモードを活用することで、場所を選ばず効率的な作業が可能になり、iPadの機能を最大限に活かせます。
コンパクトで持ち運びやすくセットアップも簡単なので、是非ご自身の作業スタイルに合った使い方を見つけてみてください。
公開日 : 2025/5/5
関連のニュース


【iOS 26】ウォレットアプリの注文追跡が便利に!メールから自動で配送状況を反映
iOS 26でウォレットアプリの「注文追跡」が大幅に改善。Apple Intelligenceが通販の確認メールを解析し、配送状況を自動で反映します。Amazonや楽天など複数ショップの注文を一括管理できる便利な使い方を解説。
【初上陸】Mudra Bandの特徴や使い方、評判を紹介!触らずにApple製品を操作できる仕組みは?
画面を触らずにiPhoneやApple Watch、MacなどのAppleデバイスを操作できる《Mudra Band》。日本初上陸の最新デバイスについて特徴や使い方、評判を徹底解説しています!
iOS 26.1でiPhoneがサードパーティ製スマートウォッチに対応か
iOS 26.1ベータ版で発見された「通知転送」や新フレームワークから、iPhoneがサードパーティ製スマートウォッチに対応する可能性が浮上。Apple Watch以外の選択肢拡大や、対応モデルのおすすめも紹介します。
【iOS 26】「通話スクリーニング」とは?迷惑電話を自動管理
iOS 26の新機能「通話スクリーニング」を徹底解説。未知の番号や迷惑電話を自動で管理できる便利な使い方や設定方法、料金発生の注意点、メリット・デメリットまで詳しく紹介します。
iPhone Airケースおすすめ10選|薄型・耐衝撃・MagSafe対応まで
iPhone Airにぴったりのケースを探している方へ。薄さを活かすスリムタイプから耐衝撃・MagSafe対応・高級レザーまで、厳選した10種類のケースを徹底比較。用途や好みに合わせて最適なケースがすぐに見つかります。
iPhone 17 ProとAirは傷つきやすい?展示モデルで擦り傷が話題に
新型iPhone 17 ProとiPhone Airの展示モデルで、擦り傷や小さな傷が目立つと話題に。特に深いブルーやスペースブラックなどダークカラーで目立ちやすく、購入前に知っておきたい注意点や保護方法を解説します。
iPhoneの留守番電話を徹底解説!設定方法・ビジュアルボイスメール・ライブ留守電の違いとは?
電話に出られないときに役立つiPhoneの留守番電話。設定方法からビジュアルボイスメールやライブ留守番電話の便利な使い方まで解説。