2022年3月11日で東日本大震災から11年が経ちました。
その後にも地震や台風、洪水など様々な災害に見舞われており、防災意識も高まっているのではないでしょうか。
今回は、災害時生き抜くために欠かせない非常食のおすすめをご紹介します。
日本では今後30年以内に70%〜80%の確率で南海トラフ地震が発生するとされており、甚大な被害が出る恐れがありと指摘されています。
水やガス、電気などのインフラが止まり復旧の目処が立たない、食料の買い占め、支援物資が届かない、などの状況が考えられるため、普段から災害を想定して保存食や水、バッテリーなどの防災グッズを揃えておくことが大切です。
この記事では備蓄におすすめなご飯やおかず、お菓子などの非常食を幅広くピックアップしている他、何日分の非常食が必要かなどをご紹介しているので是非購入の参考にしてみてください。
目次
非常食は何日分必要?
ここでは非常食を何日分準備しておけば良いか、目安をご紹介します。
必要な数と併せて非常食の保存方法についてもご紹介しておりますので参考にしてみてください。
最低でも3日間分の非常食が必要
非常食は、いざという時に備えて最低3日間分用意しておくのが良いとされています。
これは電気・ガス・水道などの生活インフラがダメージを受けるような大災害が起きた場合、通信や交通などを含めたライフラインの復旧には3日かかるとされているからです。
できれば7日間分の非常食を備蓄しておく
南海トラフ地震などの巨大地震が発生した場合、被害の規模が大きく支援に時間がかかる可能性が高く3日間分の準備では足りなくなる可能性があります。
さらに都市部など人が多い地域では、支援対象の人が多く救援や物資が遅くなることも考えられるため多めの非常食を準備しておくことが大切です。
救援が遅れても自分たちで生活できるよう、できるだけ7日分の非常食を用意しておくとよいでしょう。
非常食の保存方法ではローリングストック法を活用する
非常食には賞味期限があるため保存方法は気をつける必要があります。
入れ替え時期を忘れてしまい、賞味期限が切れた非常食をそのまま保管していたということも…。
そのような事を避けるためにおすすめなのが『ローリングストック法』と呼ばれる保存方法です。
ローリングストック法とは、災害に備えて普段から食品などを少し多めに購入し、使った分だけ買い足すことで常に一定量を備蓄しておく方法です。
ここではローリングストック法について、やり方をご紹介していきます。
ローリングストック法のやり方は、まず常温保存が可能なレトルト食品、缶詰、お菓子などの食品を、3日〜1週間分多めに備蓄しておきます。
多めに備蓄した食品は朝食、昼食、夕食、間食用に分けて保存し、消費した分だけ買い足して入れ替えていきます。
これを繰り返すことで、賞味期限を気にすることなく非常食の保存が可能となり、また無理なく備蓄を続けることができます。
また、東京海上日動のホームページでは”非常食簡易計算ツール”が公開されています。
家族の人数と今ある備蓄品の数を入力するだけで、何日分の非常食が必要かを自動で計算してくれるツールです。
各家庭の状況や商品によっても必要量は変わりますが、非常食を用意する際の参考にしてみてください。
非常食の選び方
必要な量が分かったところで、ここでは非常食の選び方についてをご紹介します。
災害発生時は水道やガス、電気といったインフラが止まる可能性があります。
そのため、調理不要で食べられる物、パッケージがそのまま器になり水洗いが不要な物を備蓄しておくと安心です。
エネルギーになりやすい栄養補助食品など片手で簡単に食べられる物もおすすめです。
また、甘い物はストレス解消になるとも言われているため羊羹などのお菓子も用意しておくと良いでしょう。
- 調理不要で食べられる
- パッケージのまま食べられて水洗い不要
- 片手で食べられる
コンビニでも買える!非常食になるものおすすめ7選
ここからは非常食になるものでおすすめ品をご紹介していきます。
大手コンビニエンスストアのセブンイレブン(※一部地域)では非常食の販売が行われており、主食になるお米(雑炊)やパン、おかずになる牛丼の缶詰などのラインナップが並んでいます。
コンビニという事もあり手軽に購入できるので、少しずつ備蓄をしたい方はお近くのコンビニに是非足を運んでみてください。
- 長期保存ができる
- 味にこだわっており普段の食事にも取り入れられる
- 容器のまま簡単に食べられる
以上のポイントに沿って、口コミなどの評価が高い商品をご紹介します。
ストレス軽減におすすめのお菓子
お菓子で糖分を摂取することは、ストレス軽減だけでなくエネルギー補給をすることもできるという重要な役割を持っています。
非常食用として販売されているお菓子は、効率よくエネルギーを補給できるよう作られているので備蓄しておきたい食品です。
厚焼きたべっ子どうぶつ
画像:IZAMESHI
数多くの非常食を手掛けて販売しているIZAMESHI(イザメシ)とたべっ子動物のコラボ非常食。
食べるのが勿体ないかわいさの非常食ビスケットです。
”厚焼き”という名前の通り、一つ一つが大きく食べごたえは充分です。
ビスコ保存館
画像:グリコ
年代問わず愛され続けているビスコの保存缶。
賞味期限は5年と長く、保存缶1つでご飯3.5杯分のカロリーを摂取できます。
パッケージの後ろ側には災害伝言ダイヤルについての記載がありいざという時に心強いです。
ご飯・うどんなどの主食
ご飯やうどんなどの炭水化物は、身体のエネルギー源となるため重要です。
ここでは水を入れるだけで簡単に食べられる主食をご紹介します。
おだしじんわり きつねうどん|IZAMESHI(イザメシ)
画像:IZAMESHI
IZAMESHIから販売されているきつねうどんは、缶の容器に直接お湯を注ぐだけで簡単に作れる非常食です。
麺の他に、揚げとわかめが具材に入っており食べごたえは満点。
きつねうどんの他にもお餅が入った「もちもちお餅のちからうどん」や「和風だしが香る鶏南蛮カレーうどん」、袋に入った「わかめうどん」などのバリエーションがあります。
五目ご飯|IZAMESHI(イザメシ)
画像:IZAMESHI
水、またはお湯を混ぜて待つだけで食べられるご飯です。
100gで一人前の容量が入っており、わかめご飯、小松菜ご飯、ドライカレーと様々な味で展開されています。
非常食としてではなくレトルト食品のような感覚で食べられます。
梅しらす雑炊|IZAMESHI(イザメシ)
画像:IZAMESHI
パックを開封してすぐに食べられる雑炊です。
雑炊は消化にも良いので、体調を崩してしまった時などのために備蓄しておくのもおすすめです。
おかずにおすすめの缶詰
長期保存ができる缶詰は非常時用の備蓄に適した商品です。
ここではご飯が進むようなおすすめのおかずをご紹介します。
甘辛仕立ての牛肉のやわらか煮|IZAMESHI(イザメシ)
画像:IZAMESHI
生姜の風味と甘辛い味付けがご飯のおかずにぴったりの非常食です。
缶を開ければいつでもどこでも食べられます。
缶飯牛丼|吉野家
画像:吉野家公式通販ショップ
牛丼チェーンの吉野家が開発した牛丼と玄米が合体した非常食。
常温でもおいしく食べられるようこだわって作られており、お米は玄米が使用されているため食物繊維やビタミンEなど栄養も豊富です。
災害時だけでなくコロナ療養中の食事にも
コロナに感染してしまった、濃厚接触者になってしまったなど自宅療養を余儀なくされた場合にも非常食は活躍します。
発熱などで体を動かすのが難しいといった状況になる可能性もあります。
そのような時に調理要らずで簡単に食事を取れるような非常食を用意しておくと安心です。
消化の良い雑炊や、食欲のない時でも食べられるようなゼリーなど備蓄しておくと良いでしょう。
ペットの非常食
年々高まっている災害への備えですが、ペットを飼っている方はペットフードの備蓄も大切です。
犬用非常食の「PETOKOTO FOODS(ペトコトフーズ)非常食」は常温で2年間の長期保存が可能なペットフードです。
元々新鮮な食材と栄養バランスにこだわって作られたPETOKOTO FOODSをレトルト殺菌したもので、保存料・防腐剤無添加で安心安全なフードとなっています。
150gのフードが6パックセットで販売されており、3kgの成犬で約7日分の食事を保管しておけます。
いつも食べているペットフードで小分けになっている商品があれば避難先にも持っていきやすいです。
人間だけでなく、大切なペットの命を守るためにも是非ペット用の防災グッズもチェックしていただければと思います。
非常食になるものおすすめ7選|まとめ
今回は非常食のおすすめや選び方についてをご紹介しました。
ウェザーニュース調査によると、2022年は家庭の非常食備蓄日数が震災後過去最高という結果が出ており、各家庭での防災意識が高まっている事が分かりました。
参考:コロナ禍で意識変化か 家庭の非常食備蓄日数、震災後最高に ウェザーニューズ調査|Yahoo!ニュース
非常食は最低でも3日間、ゴミが少なくて済む食べ物や調理不要で簡単に食べられる物がおすすめです。
非常食を揃える以外にも、ハザードマップの確認や避難所の確認などもしもの時に困らないよう備えておくことを心がけていきましょう。
公開日 : 2022/3/17
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